海外で仕事を一から始めるときに大事なこころの持ち方
Hejsan! Hur läget?
Jag är glad eftersom jag lyckas att skriva 2 articlar i en vecka!
夏から職場であるホテルに新人さん(日本人)が入ってしばらくゴタゴタごたついたうちの部署。
最近おちついてきたので、ごたごた期間に思った海外で仕事を一から始めるときに大事なこころの持ち方について考えてみました。
上野千鶴子が東大入学式で以下のような言葉を東大生たちに送りました。
「 あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。」
私は東大生ではないですが、先進国である日本に生まれ、大学に進学させてもらえるだけの経済力のある親の元に生まれたというとてもラッキーな環境に育ちました。
スウェーデンにすむ日本人たちは、私と同じような中流またはそれ以上のクラス出身者が多いとおもいます。
中階級で育ったことで得たアドバンテージが6くらいの下駄だとして、受験をがんばったり語学力をつけたりなどの自分の努力は4くらい。
プログラミングができるとか特別な技術や専門職をとくにもたずに海外に引っ越すと、6のアドバンテージがふっとびます。
そのまんまの自分の実力でやっていくしかない。
自分の実力がどんなものなのか受け入れて、腐らず、卑下せず、ポジティブに一歩づつ進めるかが大事なんちゃうかなと思います。
「ホテルのレセプションやレストランのウェイターは大卒者がやるようなもんじゃない、底辺ジャン」と下に見たり、
「大卒なのにこんな仕事しかできへんのかあ」と自分を卑下したりするのは、ただただ時間の無駄だしメンタルにもよくないです。
スウェーデン語がベラベラでなく、英語もスウェーデン人のように流暢に話せないのだから、ホテル業やレストラン業がキャリアのスタートになるのは至極当然なプロセスでしょう。
変なプライドはポイッです、ポイッ。
いま巡り合った仕事とちゃんとこなして、やりたい仕事があるならそれに向けてさらに語学を勉強したり、スキルを身につけたりして一歩一歩前進あるのみです。
日本の職場で得た知識、仕事の技術だけじゃなくて同僚や上司と円滑に仕事をするコミュニケーション能力は、スウェーデンでもどこでも役にたちます。
どんな職場でもたくさん学ぶことがあって、仕事をすればそれだけ語学の勉強にもなるし、あきらめずに、くさらずに、ひとつづつできることを増やしていく。
もちろん、言葉の壁があるのだから、そんなにすぐにすべてができるようになるわけじゃないし、時間がかかるのは仕方ない。
私自身レセプション業務を自信をもってできるようになるまで、もうしつこいくらい同僚に質問してメモをたくさん取って練習しました。イメトレも(笑)
幸いなことに同僚たちはとっても親切でイライラすることなく教えてくれました。
いや、イライラしてたかもしらんけど、それを見せない程に皆さん大人。
できないことを数え上げて、「ああ、これもできない、こんな失敗しちゃった…」と毎回毎回しょんぼりしてたら心が磨耗するばっかりです。
失敗しても「まぁ次頑張りましょ」の精神でずぶとくいかねば。
できたことを喜び、新しくできることをどんどん増やしてニコニコ笑顔でいるほうが同僚もボスも可愛がってくれますしね。
英語やスウェーデン語が飛び交ってるスウェーデンの職場にいられるチャンスを生かして、英語の練習、スウェーデン語の練習、スウェーデン社会を勉強する場、社会人として勉強しよう!という気持ちで今日も一日頑張りまっしょい!
が私の仕事日のモットーです。