50%ペースの大学授業ってこんな感じ
Hejsan こんにちは
Jag hoppas allt med er går bra. お元気でしょうか。
スウェーデンはクリスマスデコレーションがちらちら増えてきて華やいだ雰囲気になりつつあります。
先月末に50パーセントのスピードで受けていた授業のレポートを提出し終わり、今は全く別のコースで勉強中です。
家でやるスタイルのテストやレポートはHemtentaヘムテンタというのですがなんか語感がかわいい。
クラスのまとめ
50パーセントのスピードは週1回の授業で18時から20時半という夜の時間帯だったので、仕事といい感じに両立できました。
といっても9月はシフトが多く予習復習ができなくてえらいこっちゃ・・・・・でした。
10月は9月の反省をいかして、週3から4にシフトを抑えたので何とかなりました。
講義までに完璧に課題図書読まなきゃ!!!ってストレスかけると途中で嫌になって投げ出すので、ゼミに間に合えばええわいな・・・という気持ちで課題図書をこなしました・・・最後に帳尻合わせる作戦です。ふはははは。
読む量はさすが大学!っていう量です…
多いけど、興味がある分野のなのでがんばれる。
50パーセントコースの授業は、ほかの学部を掛け持ちしている人や働きながら来ている人が多く年齢層が私と大体同じかちょい高めで、大人が多かったのでゼミも話しやすかったです。
前の大学はヤングガールばっかりでしたが、今回は中年男性や若い男性もいて男性側の経験や考えを聞けるチャンスがあってラッキー。
クラスメートと仲良くなる・・・・・のはやはり難しいですが。
次のコースでもっと頑張ろうと思います。
50パーセントなら本格的に就職してからでも続けられそうなので、ジェンダーについて学ぶのはこれからもずっとしていきたいなと思いました。
大学で学ぶのが、専門家から最新知識を学ぶのにいちばんてっとりばやい方法ですしせっかくただですし!
授業構成はこんな感じ↓
2回講義+1回ゼミ ×2周
各講義とゼミは毎回別の先生でした。ちょっと残念。
ゼミはせめてゼミで話し合う課題を事前に先生が決めていてくれたらなあと思いました。
自分が議論したいことがあっても相手がそれについて準備してないと議論にならんしな。逆もしかり。
結局、毎回ゼミのあとに家で2時間くらいサンボを議論につき合わせて、ストレス発散してました。
課題図書は基本理論とケーススタディを勉強するもので、
前半は①思想史と②歴史、
後半はここ10年くらいフェミニズム・ジェンダー研究でメインストリームになってる
③身体とジェンダー Whitness Blackness と ④マスキュリニティ(男性性)
がテーマでした。
テストは①から④それぞれの設問から2つ選んで書くというもの。
前の100パーセントコースのレポート課題の半分しか書かなくてよかったので、気持ち的にめっちゃくちゃ楽でした!
今回私が選んだテーマは②と③。
これは次の記事で日本語に訳そうかな。今書くと長くなってめんどくさいですし。
★レポートは、授業内容を理解しているか、課題図書をちゃんと読んでるかを見るのが狙いで、書くときに気を付けないといけないのは引用や参考図書をきちんと書くこと。
スウェーデンにおけるアカデミックライティングはスウェーデン語コース SAS 1,2,3,でしつこくしつこく勉強したのが役に立っています。
テストを書くときは、SAS 1,2,3,でつくった虎の巻(論の展開の仕方、文のつなげ方など)大活躍です。
具体的な授業構成はこんな感じ↓ ついでに先生の紹介も。
①Genusvetenskap och feminism: Historia
担当教員 Lena Gemzöe : 社会人類学、ジェンダー史研究
Gemzöe, Lena (2014). Feminism (nyutgåva). Kapitel: 1, 2, 3, 5 och 9. Övriga kapitel läses översiktligt.
Connell, R.W. (2003). Om genus.* Läses översiktligt.
Gothlin, Eva (1999). Kön eller genus.* Läses översiktligt.
②Genusvetenskapliga områden: Historia
担当教員 Stina Malmén:経済史研究、ジェンダー研究
Arnberg, Klara; Sundevall, Fia & Tjeder, David, red. (2019). Könspolitiska nyckeltexter: från Det går An till #metoo:
①と②の授業、課題図書をすべて読んで、ゼミに備える。
③Kropp och och femininitet
担当教員 Fanny Ambjörnsson:ジェンダー研究(身体とジェンダー構成、権力理論、階級理論など)
Ahlsdotter, Maria (2011). ”Om den feministiska befrielsens uteblivenhet”.*
Ambjörnsson, Fanny (2004). I en klass för sig. Genus, klass och sexualitet bland gymnasietjejer.*
Bordo, Susan (1993). ”Den slanka kroppens budskap”.*
Lönn, Maria (2011). ”Hejda dina begär”.*
Mendoza-Denton, Norma (2006). ”Muy macha: Gender and Ideology in Gang-girls”.*
Yohannes, Salem (2015). ”Den strama knuten”. I Fanna Ndow Norrby (red.) Svart kvinna.*
④Maskulinitet
担当教員 Hillevi Ganetz:メディア研究、ジェンダーとポップカルチャー研究
Pascoe, C.J. (2007). Dude You're A Fag: Masculinity and Sexuality in High School. University of California Press, Berkeley. Det går även bra med nyutgåvan från 2012.
③と④の授業、課題図書をすべて読んで、ゼミに備える。
先生陣の写真はストックホルム大学から拝借しました。
読んでいただきありがとうございました。
何か質問がありましたらお気軽にお問い合わせくださいね。
Har det så bra!