差別はなくらない
Hej hej, god kväll!
あらゆる差別を法によって禁じているスウェーデンですが、そうは言っても人間社会なので差別はあります。
たとえば、移民仲間でよく話題になるのが
履歴書審査の段階で移民系の名前は弾かれる!
ということ。
この話はほんとうによく聞きます。
履歴書に写真をはらないのが一般的なスウェーデンでは、志望者が移民系の名前だと弾いちゃうようです。
私のサンボの義理姉さんはコロンビア人のお父さんとスウェーデン人のお父さんを持ち、姓はお父さんのコロンビア系の姓でした。
サンボの兄と結婚後、兄の姓に苗字を変更し今はスウェーデン系の苗字です。
スウェーデンでは夫婦別姓が普通なのですが、おネエさんは就職のときに有利だから変えたかったそうです。
生まれも育ちもスウェーデンなおネエさんがそう言うくらいにきっとこれまで苗字のせいで不利なことがあったんだろうなと思います。
また、友達の旦那さんはユーゴスラビアからの移民2世です。
ユーゴスラビア系でイスラム系の名前を持つ彼は、履歴書を送るだけだと不利だとわかってるので就活の際は会社にドンドン電話をかけるそうです。
電話で話せばスウェーデン人だとわかってもらえ、就職につながりやすいのです。
スウェーデン人たちは英語がベラベラですが、いうて母国語でコミュニケーションするほうがスムーズですから会議では大体スウェーデン語。
スウェーデン語でコミュニケーションがちゃんととれる人がいい、ということからスウェーデン系苗字をもってるスウェーデン人を採用するようです。
あきらかに差別ですが、公然の秘密ってやつですね。