無念のマスターコース
Hej allihoppa!
どんどん気温が下がってすっかり秋なストックホルムです。
秋からマスターコース入学や!
とウキウキ夏をすごしていたものの、ところがどっこい日本とスウェーデンの教育システムの壁に阻まれ再び学部に舞い戻るハメになっています。
スウェーデンのマスターコースは、多くの場合学部で勉強していたことと関連のあるコースにしか入れません。
スウェーデンの永住権を持つ人がスウェーデン語でマスターコースにはいるために必要な基本的条件は以下4点。
1 スウェーデン語修了 SVENSKA som ANDRA SPRÅK3 かそれに該当するもの
2 英語 ENGELSKA5,6,7かそれに相当するもの (どのレベルかはコースによる)
3 Kandidatexamen 学士
4 Behörighet 各コースが指定する科目の単位数
今回私がSkruten不合格をくらったのはウプサラ大学院のマスターコースでして、足りなかったのは4 Behörighet 各コースが指定する科目の単位数。
しかも何が足りなかったのかというと、卒業論文の単位数=C uppsatsのポイント数です。
ウプサラ大学が求めた卒業論文の単位数は15ポイント。
私の卒業論文の単位数は4単位で、日本の大学で一般的な文字数の卒論を1年間かけて書きました。(ググってみたところ卒論の単位数は各大学で異なり4単位から10単位までいろいろです。)
この4単位はスウェーデンの教育システムで何ポイントに相当するのかというと、だれが決めたのかわかりませんがウプサラ大学によると8ポイントです。
文字数も書くのに必要だった期間もスウェーデンの大学卒業論文と変わりないのになんでや!とウプサラ大学に聞きましたが、よくわかりませんでした。
このよくわからん基準で落とされたのがめちゃめちゃ悔しい。ムキー!!!
まあでも落ちたものは仕方ないので気を取り直して来年また別の大学院に申し込むべく学部でせっせと4 Behörighet 各コースが指定する科目の単位数を稼いでおります。
次申し込む予定の大学院はヨーテボリ大学Masterprogram i Mänskliga rättigheterで、人権をメインに移民や難民、子どもの権利やジェンダー平等などを幅広く学べるようです。インターンつき!
ここに入るために必要な4 Behörighet 各コースが指定する科目の単位数は 人権か社会学samhälletsvetenskap一般30ポイント。
春学期勉強してたジェンダー学Genusvetenskapがはたしてsamhälletsvetenskapに含まれるのか ❔なので ジェンダーと人権をストックホルム大学でちまちま勉強中です。
また、
移民難民に興味があるものの実際その分野で活動したことがないため、秋から移民難民向けの語学交換カフェでボランティアを始めました。これについてもブログにしたい。
ボランティアの時間と勉強、仕事をうまいことまわすために大学のほうは10月いっぱいは50パーセントのペースにしました。
50パーセントのペースだと週に1回大学で講義を2時間受け、週の勉強時間は20時間ほどが目安です。
夏までは100パーセントのコースでえぐい量の課題図書をヒーヒー言いながら読んでいたので今は大分気持ちに余裕があります・・・へへへ
11月からまた100パーセントになるため今から戦々恐々です。
そんなこんなですが、今みたいに仕事と大学を両立できるのは学費がただだからで、もうスウェーデンありがとう!!!と心の底から感謝してます。
給料明細をみるたびに引かれる税金額に目をひん剥いてますが、この税金が学費になってるんや・・・・と言い聞かせてせっせとお仕事も頑張っていく所存です。うむ。
ちなみに英語のマスターコースはこんなに厳しくなさそうです。
2 英語 ENGELSKA5,6,7かそれに相当するもの (どのレベルかはコースによる)
3 Kandidatexamen 学士
+志望動機書を英語でちゃっちゃか書くところが多い印象。
場所によっては推薦書もです。
質問等ありましたらわかる範囲でお答えします。では!