Vägen för alla

スウェーデンで学んだこと、生活、色々。

週一授業でできること

毎週火曜日は日本語教師のアルバイトです。

バイト先はABFという、労働組合がもとになった半官半民の企業でしてカルチャースクールとスウェーデン語学校、高校単位取得のための学校です。


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ここの学校でイチ学期3ヶ月週1で仕事終わりの社会人を対象に日本語を教えてます。

あと1回でビギナークラスは修了なんですが、ひらがなを未だに皆さんうろ覚えという……

今まで11回毎回毎回ひらがなをしつこくしつこくやってるんやけどなぁ

 

ビギナークラスでひらがな、初級クラスでカタカナ、中級クラスで漢字という亀のような進度なのは参加してる方が社会人でかつ、のんびり楽しく勉強しましょ〜〜というのがABFの方針だからです。

しかも学期の間が4ヶ月あくので次のコースに進む前に学んだことをスコーンっと忘れる人が多いんですね。

私のクラスだけなんかな?と思って他の言語の先生たちに、聞いてみたらみんなそんなもんよ〜〜とのこと。

 

「人生の余暇として語学をのんびり学ぶ」

これがスウェーデンスタイルなのかもしれない。

 

万人が楽しく勉強しましょう」という方針に加えて、「民主主義的に」授業を進めるというのもABFではすごい大事にしてて、面接のときには面接官に「何をするにも生徒さんの意見を聞いてね!日本スタイル、つまり先生が一方的に教えるやり方はしないでね!」と言われました。 

 

だけど、スウェーデンペルシャ語英語フランス語を勉強してる自分からすると

 

ホンマに使えるようになりたいなら語学はある程度スパルタじゃないと身につかんよ! 

 

と思います。

 

個人授業で日本語を教える場合はスパルタで教えてるので、ひらがなカタカナははじめの一月で習得してもらいます。

じゃないとちゃんとした教科書使えないし。

ABFの生徒さんたちと比べると、同じ週一授業でも個人授業の生徒さんたちのほうが遥かに日本語ができるようになってます。

ま、語学を自分自身も勉強してる立場からするとABFの生徒さんたちのやり方はもどかしいですが、ABFの生徒さんたちが求めるものと個人授業の生徒さんたちが求めるものは違うのでそれに合わせるのみです。

 

 

最後は勉強するひとの、しつこさ粘り強さそして積極性が語学をできるようになるカギなので私も地道に頑張ります。